なぜ予防・メンテナンスが大事なのか
むし歯や歯周病の初期は自覚症状がない
今は何ともなくても、むし歯や歯周病が静かに進行しているかもしれません。むし歯は見た目に黒くなって気づくこともありますが、歯周病はほとんど自覚症状が少ないこともあります。しかし、自分のお口の中を毎日見る方は少ないように思います。もし、歯が痛い、しみる、グラグラするなど、ご自身で感じられるようになっていたとすれば、それはかなり症状が進行している証拠。そうなる前に定期的に通っていただくことが大事です。
定期メンテナンスをしましょう
3ヶ月に1回程度の「歯の健康チェック」
当院では、3ヶ月に1回程度の定期的な歯の健康チェックを推奨しておりますが、個人差もございますので個別に期間は儲けさせて頂いております。
健康チェックでは、対のようなことをチェック、メンテナンスします。
・歯茎の検査(2回目以降は前回との比較)
・超音波スケーラーを使用し、歯や歯の間、歯茎と歯の間(歯周ポケット)などの清浄化
・歯や歯茎を守る歯磨きの仕方の指導
定期的なチェックのメリット
定期的なチェックを行うことで、まず早期の段階でむし歯や歯周病を発見できます。また、歯や歯茎だけでなく、顎関節症や口臭など、口腔内全体の健康状態を知ることができます。これらのチェックは、体の他の部分の健康チェックにもつながっていくのです。
また、入れ歯をなさっている方の場合は、ズレや装着部が壊れてかけている様子などを早く発見できれば、修理代金が安価に済ませられ、不快な時間も短くすることができます。
自宅で行えるメンテナンス
歯ブラシだけでは60%だけ
「私はきちんと家で磨いています」「磨いていたのになぜむし歯になったのですか」とおっしゃる方は多いです。歯ブラシだけを使ったメンテナンスには限界があり、表面は綺麗になっても歯と歯の間には汚れが残っています。よく聞く話ではあると思いますが、約60%程度しか磨けておりません。それを80%、90%に上げていくためには、フロスや歯間ブラシの使用が必須です。当院では歯間ブラシを差し上げていますので、自宅でのメンテナンスに役立ててください。