当院のインプラント治療について
失った歯を補う高度な治療
インプラントとは、顎の骨にチタンなどの金属製の基礎を埋め込み、それに歯牙の特性に限りなく近づけたセラミック義歯を留めて使います。治療には高度な技術が必要で、また決して安価ではありませんが、自分の歯で噛める実感と自然な使用感が魅力です。思わぬ事故で歯を失った方、むし歯で歯を抜いた方など、インプラントで補うことができます。当院ではサージカルガイドを使用し、ご年齢やご体調が心配な方でも、歯科用CT・レントゲンで適応性を調べます。場合によってはCT(羽島市民病院と連携)写真などで骨の状態をしっかり検査したうえで矯正方法をご提案いたします。
当院のインプラントはデンツプライ・シロナ社のアストラテックを使っています。
インプラント治療を行う場合の注意
インプラントは長期間に渡って使う第二の歯ですので、手術する医師にも責任が伴います。したがって、当院ではインプラントの手術を行った後、必要なメンテナンスにお越しいただけない方の手術は行ないません。ご了承ください。
他院様で行ったインプラントでお困りの方へ
本来歯があった場所に埋め込む
インプラントは、顎の骨に埋め込めばよいものではなく、もともと歯があった部分の骨を狙って埋め込む必要があります。しかしながら、歯科医の技術の差で、適切でない位置に埋め込まれ、ボンドなどで固めているケースも見受けられます。もし他院でインプラント治療をされた方で、不具合が起きているという方がいらした場合は、当院で診察することも可能です。手術をなさった歯科医が診察できなくなった場合などもご相談ください。
失った歯をそのままにしてしまうリスク
他の歯にも悪影響を及ぼしてしまう
歯を失っても「何とか噛めるから」という理由で、そのままにしてしまう方もいます。しかし、放置すると、いろいろな不具合が出てきます。失った歯に噛み合う側の歯が伸びてきたり、失った歯の両隣の歯が傾いたり、全体的な噛み合わせが崩れてきたりするのです。つまり、残った歯も悪くなり、噛み合わせの悪さから全身の健康にも悪影響を及ぼすことになります。
医療費控除について
その年の1月1日から12月31日までの間に、自分や生計をともにする配偶者・親族のために医療費を支払った場合に、一定の金額の所得控除を受けることができます。
医療費控除の対象となる金額は、以下の式で計算した金額(最高で200万円)です。
■手続きについて
医療費控除に関する事項を記載した確定申告書は、所轄税務署長宛に提出してください。
医療費の支出を証明する書類(領収書など)は、確定申告書に添付するか、確定申告書を提出する際に提示してください。
また、給与所得のある方は、このほかに源泉徴収票(原本)も添付してください。
インプラント10年保証について
本保証は、被保証者に対するインプラント治療の長期品質保証です。
所定の再治療事由により、保証期間内に抜けたり、欠けたりした場合に、認定会員(適格歯科医療機関)が無償で再治療を行なうことができます。
※有償で再治療を行う主な場合
患者さまが次のいずれかに該当し、または、いずれかに起因して欠けたり、抜けてしまったとき
・患者さまの故意や重大な過失
・インプラント治療後に発生した重度な疾病
・患者さまの定期メンテナンス不備
・インプラントを認定会員以外で行った場合
・インプラント治療前に発生した疾病
・自然災害
■被保証者としてご登録いただける方
・認定会員等にて、所定の定期メンテナンスを受けられることに同意されている方
・第三者機関のガイドデントの保証登録審査に適合された方
■インプラント10年保証のよくあるQ&A
Q:移転時の場合どのような手続きが必要ですか?
A:住所などを変更された際は、すみやかに新住所をご通知下さい。ご通知頂けない場合は、重要なお知らせやご案内ができないことになりますのでご注意ください。
Q:定期メンテナンスを受診する期間に制限はありますか?
A:制限は御座いませんが、ガイドデント認定会員の指示に従って適切なメンテナンスを受診頂く必要があります。
Q:他のクリニックでも保障が適用されるようですが、補償内容に変わりはありますか?
A:他の認定会員で再治療を行った場合、保証限度額が異なる場合がありますが、その他の保証内容は変わりません。
Q:海外のクリニックでも保証されますか?
A:日本国内の認定会員のみでの保証適用となります。
Q:ケガ等で他の保険が適用になった場合、この保証は使えますか?
A:他の保険とは無関係ですので、保証は適用されます。
Q:保証書を紛失した場合再度発行はできますか?
A:再発行に関しては随時承っております。認定会員または保証会社までご連絡して下さい。
インプラントのメリット・デメリット
他の健康な歯に負担がほとんどない
インプラントのメリットは、噛む力を取り戻せて長持ちするということですが、中でも最大のメリットは、他の歯に負担がほとんどない点です。他の歯が健康であれば、不必要に歯を削ったりしなくてもよいのです。デメリットとしては、一度手術するとそれが長期間持ちますので、最初の段階で不適切な位置に入っていると後で問題が大きくなります。
料金表
インプラント
インプラント治療相談(カウンセリング) | \0 |
---|---|
術前精密検査 | Ope費用に含む |
SimPlant(CTデータによる画像解析) | Ope費用に含む |
サージガイド(SimPlantデータによるコンピュータ―支援手術) | \100,000 |
前歯の場合
1次手術(1歯につき) | \180,000 |
---|---|
2次手術(1歯につき、仮歯含む) | \50,000 |
上部構造装着 | \150,000 |
合計 | \380,000 |
奥歯の場合
1次手術(1歯につき) | \180,000 |
---|---|
2次手術(1歯につき、仮歯含む) | \20,000 |
上部構造装着 | \150,000 |
合計 | \350,000 |
インプラント補綴処置
サイナスリフト 材料費込み(方顎) | \150,000 |
---|---|
ソケットリフト 材料費込み(方顎) | \50,000 |
GBR(自家骨のみ)(1~2歯) | \50,000 |
GBR(自家骨の+メンブレン)(1~2歯) | \70,000 |
GBR(垂直・水平的骨道造成) ※自家骨採取・メンブレン代含む(3歯以上) | \200,000 |
仮骨延長術 | \250,000 |
遊離歯肉移殖、CTG ※シーネ・メンブレン代含む(3歯以上) | \60,000 |
上部構造(人工歯)
ジルコニア (1歯につき) | ― |
---|---|
ポーセレン (1歯につき) | ― |
ハイブリッド (1歯につき) | ― |
ゴールドクラウン (1歯につき) | ― |
ジルコニアアバットメント | 上記プラス \15,000 |
インプラント仮歯 (1歯につき) | ― |
全歯欠損のような場合の例
片顎 取り外し式の場合 | \1,000,000 |
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片顎 固定式 | \1,600,000 |
※上記料金以外に、消費税が別途かかります。
※税率改定が生じた場合には改定後の税率となります。
ロケーター治療とは
取り外しができるインプラント
当院では「ロケーター治療」と呼ばれるインプラントを行っています。あまり聞きなれない治療法かもしれませんが、これからますます高齢化する時代にあって、メリットの大きい治療法です。
ご高齢の方で多くの歯を欠損されている場合、インプラントをしようと思うと、何本も必要になります。ならば入れ歯になりますが、入れ歯は不安定で嫌だという方には、ロケーター治療が適しています。ロケーターは、インプラント2本でしっかり固定でき、取り外して清掃もできます。残りの歯は上顎で4本、下顎で2本残っていればロケーター治療が可能です。
ロケーター治療を始めたきっかけ
80歳のご高齢の男性がインプラントをご希望されていたのですが、残っている歯も少ないことから、入れ歯をご提案しました。しかし「入れ歯は外れたり浮いてきたりする。合わない」ということでした。そこでロケーター治療を知り、学んでからその男性に施したところ、お口の中にしっかり留まり、リンゴもかじることができるほどに仕上がりました。それ以降、当院ではこの治療法がマッチしている方にご提案しています。
マグネット入れ歯との違い
高齢者の力でも取り外せる
マグネット入れ歯もしっかり噛める入れ歯ですが、取り外しに力が必要です。ロケーターはご高齢の方がご自分の力で取り外しできるという点がメリットの一つです。
ロケーター治療をオススメしたい方
ご高齢の方の力で取り外せる
高齢化が進み、インプラント治療をなさった方が、ご自宅で要介護になられたり、介護施設などに入所されたりすることも増えてきます。ご自身でのお口の清掃が困難になった場合、介護する方がインプラントの清掃の仕方がわからないという問題が出てきます。その点、ロケーターは取り外しができますので、入れ歯の要領で清掃ができますので、ご本人にとっても介護する方にとっても助かるのではないかと思います。
ロケーターのメリット・デメリットについて
メリット・デメリット
ロケーターのメリットは、取り外せて清掃できることです。また、既存の中のインプラント体がそのまま使えます。さらに、歯茎から出る高さが小さい、修理が比較的用意であることもメリットです。デメリットとしては、ゴムの交換が必要になること、まだエビデンスが少ないこと、実施している歯科医院が少ないことなどです。